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2009年卒の思い出話「リーマンショック」~第2話~

リーマンショック時代のお話の続きです。

・2008年夏頃~2009年春頃までの話(学生時代)

2008年9月15日。
来年就職を内定していた人達に衝撃を走ったニュース。

 

リーマンショック

 

当時学生だった為、リーマンショック当時の内部のことをはわからないけど不安でいっぱいだった。
「内定貰ったN社は大丈夫なのだろうか?」
しかし内定を1つ貰っていて他の会社をいまさら探そうとしても見つかるわけも無くリーマンショック直後は求人がほぼ全て消滅していた。

リーマンショックから数週間後、世間では「内定取消が多発してる」と報じられる。
同級生の周りでは幸いにも内定取消された人はいなかったけどこれに関しては問題が大きくなり、取消した会社名を公表することになった。
ところが一部の会社は内定取消で会社名を公表されるのを恐れて別の方法をとることになる…(これに関してはまた改めて記事にしようと思う)
そしてリーマンショック直後にN社から連絡が届く。
『内定式があるので××日に本社にお越しください』との事。
「内定式ということは内定取消はしないんだ!N社でよかった」
と若干楽観的な気持ちになった。(当時は就職活動を舐めていたと思う)

2008年冬頃。
内定式に2009年卒予定の学生たちが参加。
俺含め、みんなの顔つきはどこか心配そうな顔をしていた。
N社の社長が挨拶にての一言。
社長「世間ではリーマンショックで内定取消が問題になってますがN社では社員は家族と思っています。内定取消者は決して出しません!もちろん景気が厳しいのは事実だけど私と共に会社で頑張っていこうじゃないか!」

俺は「なんて良い会社なんだ!ここで働けば楽しくやっていけそうだ」と思う半分、うさんくささが残るけど他に道が無い以上、大丈夫だろう、悪い選択じゃないと自分に無理やり言い聞かせていた。
最終的にこの会社でしか内定が取れずここを選ぶしか無かった。だから自分で自分を洗脳してた部分も伺える。

とりあえず入社はすることは確定した。
そして2009年春になり無事卒業。引っ越し。入社式を迎える事となった。

 

続きます。